春は自転車散策で名所めぐり

 ニュージーランドの春は、さまざまな色に彩られ、多くのアウトドア・アクティビティを楽しめます。中でもお薦めなのが、春の息吹を十分に感じられる自転車散策です。

 ニュージーランドの春は、さまざまな色に彩られ、多くのアウトドア・アクティビティを楽しめます。穏やかな春の日には、清々しい春風に吹かれながら、ニュージーランドの名所を巡るサイクリングがお薦めです。

 ニュージーランドは、サイクリング・マウンテンバイク用のコース「サイクル・トレイル」が整備されています。全国18カ所に合計2000キロを超えるコースで、どれもニュージーランドの自然を体感できるものとなっています。また、全国各地に自転車のレンタルショップがあるほか、自転車ツアーも催行しているので、海外で自転車に乗るのが初めての人でも、ショップの店員やツアーガイドの人たちが親切に対応してくれます。また、長距離バスやフェリーなどは、自転車を運ぶラックなどもあるため、ニュージーランドを自転車とともに縦断する旅行者も少なくありません。

 春のさわやかなそよ風を受けながら、気軽にサイクリングを楽しむなら、約1、2時間から半日ほどで回れ、初心者でも楽しめるショートコースがお薦めです。

春を体感できるショートコース・トップ7

その1.潮風を感じる海岸線コースオークランド

 ニュージーランドの中心都市、オークランドならシティ中心部からミッションベイまでの海岸線、タマキドライブ沿いを走るコースがお薦めです。対岸にオークランドのシンボル、ランギトト島を臨みながら、春の潮風を感じる、約1時間のフラットなコースは、まさに気分爽快。ゴール地点のミッションベイは、小さなビーチリゾート。地元産のマッスル(ムール貝)の蒸し物をいただけるパブや行列のできるアイスクリーム店、そして、フィッシュ&チップスの名店もあります。サイクリングの後、アイスクリームやフィッシュ&チップスをテイクアウトして、ミッションベイのビーチにあるベンチや芝生で海を見ながら食べるのがお薦めです。このサイクリングツアーは、アドベンチャー・キャピタル(Adventure Capital)などが催行してます。

その2・レッドウッドの森で春の息吹を/ロトルア

 ロトルアの中心地から車で5分ほどにあるファカレワレワ・フォレストの森林内には、子どもや初心者に適したグレード2から上級者か選手向けのグレード5まで、レベルの異なるマウンテンバイク用のトラックが合計145kmも張り巡らされています。レッドウッド(セコイアスギ)や原生林に囲まれており、春の息吹を感じられるコースです。また、その途中、レッドウッドの森を空から楽しめる空中散歩型アクティビティ、レッドウッド・ツリーウォークを楽しむことも可能です。この場所は、実写映画『ピートとドラゴン(2016年12月23日・日本公開予定)』の撮影ロケ地としても知られています。サイクリングの後は、ロトルアの街にある温泉、ポリネシアン・スパで旅の疲れをゆっくりと癒してください。このサイクリングツアーは、マウンテン・バイク・ロトルア(Mountain Bike Rotorua)などが催行しています。

その3・春色に染まるリンゴ園と新緑のワイナリー/ホークスベイ

 春の風景を存分に堪能したい人は、北島ホークスベイのワイナリー・サイクリングがお薦めです。サイクルコースは、ブラック・バーン・ワイナリーを出発点に、ワイナリーと果樹園、さらには海沿いを走る、約1時間のショートコースです。この時期、ワイン畑は新緑に輝き、桜やリンゴなどはピンクや白色の花が満開となります。ゴール地点にあるワイナリー、エレファント・ヒルは、この地域を代表するプレミアム・ワインを醸造しており、試飲のほか、グルメの舌をもうならせる食事も提供しています。このサイクリングツアーは、タカロ・トレイル(Takaro Trail)などが催行しています。

Takaro Trail www.takarotrails.co.nz

その4・近代的な電動自転車で太古の森を訪れよう/ウエリントン

 首都ウエリントンでは、ユニークなサイクリング体験が楽しめます。まずは、ウエリントンの海岸線沿いを、3人乗り、6人乗りの自転車で散策できるクロコダイル・サイクル。“足こぎ版トゥクトゥク”という異名を持つ乗り物です。サイクリングの途中には、ウエリントンの海岸線沿いにあるビーチや国立博物館、テ・パパなど、さまざまな体験を楽しめます。また、海岸線沿いをはじめ、市内を巡回し、自然に囲まれたミラマー半島まで行く、電動自転車ツアーもお薦めです。また、この電動自転車ツアーが催行するお店で、電動自転車をレンタルし、野生動物の保護区、ジーランディア(Zealandia)へ行ってみましょう。ジーランディアは、500年前の自然を取り戻すことを目的に、野生動物(主に野鳥)の保護を行っている施設です。市内から同施設までは約7キロの若干傾斜のあるコースです。同店舗は、サステイナブルな環境を目指しており、電動自転車でジーランディアに行けば、その入場料が無料になるキャンペーンを行っています。

その5・ワイン畑と地元グルメ/マールボロ、ネルソン

 ニュージーランドを代表するワインの産地、マールボロー。世界有数のソービニヨン・ブランを生産することで知られています。さわやかな春風を受けながら、広大なブドウ畑を脇にするサイクリングは、世界中の人を魅了するアクティビティです。途中、お気に入りのワイナリーに立ち寄って出荷されたばかりのワインの試飲を楽しんだり、ワインに合うランチやプラッターをいただいたりするのがお薦めです。また、隣町、ネルソンから出発するサイクリングツアーは、地ビールをはじめ地元産の魚介類や野菜・果物を試飲・試食するグルメ・サイクリング・ツアー。旬の味覚を楽しめるツアーとして人気です。

その6・春色の庭園、野生動物、そしてお城/ダニーデン

 南島ダニーデンから車で10分ほどのオタゴ半島は、野生動物の宝庫。絶滅危惧種のイエロー・アイド・ペンギンをはじめ、世界最小のリトル・ブルー・ペンギン、ニュージーランド・オットセイやアザラシ、ロイヤル・アルバトロスなどが生息しています。起伏の多いこの半島を十分に楽しむのには、電動自転車がお薦め。シャクナゲや桜など春の花が咲き誇る庭園、グレンファロック(Glenfalloch)を出発点に、ロイヤル・アルバトロスのコロニー(Royal Albatross Centre)やニュージーランド唯一の城、ラーナック城(Larnach Castle)へ訪れるコースは、ここだけにしかない贅沢な時間です。ぜひ、ラーナック城では、アフタヌーンティを楽しんでください。

その7・アクティビティの聖地で冒険サイクリング/クィーンズタウン

 アクティビティの聖地、南島・クィーンズタウンの隣町、アロータウンのサイクリングコースは、ショートコースでありながら、大自然の中を冒険できるコースとして世界中から多くの人たちが参加します。コースは、アロータウンの林の中を走りながら、ギブストンバレーのワイナリーまで走るコースです。このコースの途中には、大きな吊り橋があり、そこを自転車で通るときは、スリル満点です。また、ゴール直前には、バンジージャンプの聖地と言われるカワラウ橋を通ります。バンジージャンプに挑戦している人の姿を見学できるほか、実際にバンジージャンプに挑戦することも可能です。ゴール地点にある、ギブストンバレーのワイナリーとチーズ工房で、ワインとともに名物プラッターをいただき、リフレッシュしてください。このサイクリングツアーは、アラウンド・ザ・ベイスン・ツアー(Around The Basin)が催行しています。

 また、レイク・ワカティプ湖を周回するツアーもお薦めです。約14キロ、約1時間半のショートコースで、マウント・ニコラスを出発点に、ウォルター・ピークへ向かうツアーです。このツアーにはバーベキューランチやワカティプ湖クルーズが含まれています。また、オプションで、マウント・ニコラスでのファーム体験も可能です。このファームは、ニュージーランドを代表するアウトドア衣類ブランド、アイスブレーカーの直営ファームとしても知られ、高品質のメリノウールを生産しています。

ほかにも

 北島のコロマンデルのカランガハペ峡谷にある金鉱跡地の自転車コースは、大自然だけではなく、史跡を巡るコースとして人気があります。また、ダニーデンのタイエリ峡谷鉄道の終着点からセントラルオタゴをラグジュリーな自転車で巡るツアーや静寂なレイク・ワナカの湖畔を自転車で巡るのもお薦めです。

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