タラナキがロンリープラネットの2017年海外旅行先ランキングで第2位に

日本の富士山のような美しい円錐状のタラナキ山。その山を擁する、ニュージーランドの北島の西海岸に位置するタラナキ地方が、この度、世界から脚光を浴びることになりました。

 北島南西部にある肥沃な火山地帯のタラナキは、ロンリープラネットの「2017年の海外旅行先ランキング」の地域部門でトップ10に入り、世界から脚光を浴びています。

 世界の旅行業界において多大な影響力のある旅行ガイド本出版社ロンリープラネットは、毎年、同社がお薦めする世界の旅行先(国・都市・地域)のトップ10を選出しています。これまで、ニュージーランドからは、クライストチャーチやオークランドのワイヘキ島などが、選ばれています。2017年は、タラナキ地方が、地域部門において世界の名だたる海外旅行先を抑え、2位に選ばれました。また、同ランキングでは、2017年の旅行先としてすすめる国、都市、地域のトップ10を選出しているほか、最新の旅行情報が記載されています。

  現在、タラナキを訪れる旅行者は、ニュージーランドの全体の旅行者の2%に過ぎません。ロンリープラネットは、タラナキ地方を「決して見逃せない体験」と例えたほどで、この発表に伴い、タラナキ地方に大きな変化が訪れることでしょう。

「キネティック・アート(動く彫刻)の先駆者であり、フィルムメーカー、画家、そして詩人でもあるレン・ライ氏に特化した新しい美術館の登場により、タラナキには、新しいモットー『ちょっと足を延ばして(A Little Bit Out There)』が誕生しました”と、ロンリー・プラネットは紹介します」

「トンガリロ・アルパイン・クロッシングの影に隠れていますが、近くには、ニュージーランドでも最も美しい1日ハイキング・コースを擁するエグモント国立公園があります」

 ニュージーランドの北島西海岸に位置するタラナキ地方は、その中心都市のニュー・プリマスや都会の喧騒から離れたタラナキ山があり、オークランドとウエリントンからは、それぞれ、飛行機で約50分、車で約4時間半の距離です。

 タラナキ地方には、シンボル的存在の円錐型の火山、タラナキ山がずっしりと佇んでいます。

「映画『ラスト・サムライ』で日本の富士山として登場したほどのこの山は、なんて写真を撮るのにぴったりな場所なのだろう」

 深い緑が特徴の雨林に囲まれたタラナキ山は、農業や石油、天然ガスなどの採掘ができるニュージーランドで最も生産的な地域の一つです。また、その山を取り囲むような海岸線は、黒砂で覆われ、ニュージーランドで最もサーフブレークが起きる場所としても有名なサーフィン天国です。

 ロンリープラネットは、新設のレン・ライ・センターとポウアカイ・クロッシングを、「決して見逃せない体験」として紹介しています。

 タラナキ山の勾配を横切るポウアカイ・クロッシングは、ニュージーランドの最も新しいハイキング・コースの一つです。1日ハイキングのハイライトは、ディフェンバック・クリフス(Dieffenbach Cliffs)やベルズ滝、高山湖、太古の沼などが含まれています。

「火山帯で全景を楽しめるこのコースは、まさに、トンガリロ・アルパイン・クロッシングのライバルだと言っても過言ではありません」

 タラナキ地方には、このハイキング・コースをはじめ、壮大なニュープリマスの海岸線に延びるウォークウェーや、ニュージーランドで最も印象的な庭園をめぐる、多数のショート・ウォーク・コースが点在しています。

 タラナキ地方の芸術と文化もまた、ニュー・プリマスのレン・ライ・センターを中心に高く評価されました。

「ギラギラと光り輝く、ステンレス製のギザギザ状の外観に、グルグルと天井を見まわすほどの内観」

 この大胆な例えのように、鏡のように反射する波状の現代建築による建物には、開館してまだ1年ほどなのに、多くの人たちで賑わいを見せています。

 タラナキ地方には、レン・ライ・センターのすぐそばにあるプケ・アリキ博物館をはじめ、多くのアート・トレイルや美術館が点在し、地元の芸術家によるワークショップなどが行われています。ニュー・プリマスは、カフェ文化や宿泊施設なども充実しています。

『ロンリープラネット』によるタラナキのアトラクション・リスト

  • ゴベット・ブリュースター美術館/レン・ライ・センター
  • マウント・タラナキ/エグモント国立公園、ポウアカイ・クロッシング1日ハイキング
  • プケ・アリキ博物館
  • プケクラ公園
  • ニュー・プリマスでの買い物や食事
  • サーフ・ハイウエー45/タラナキ海岸沿いの105キロに延びるサーフィン・スポット
  • ウォマッド(WOMAD /World of Music, Arts and Dance)フェスティバル/2017年3月17~19日
  • TSB 銀行フェスティバル・オブ・ライツ/2016年12月18日~2017年2月5日

 そのほかにも、同誌の2017年度のトップリストには、ニュージーランドの地域やアクティビティがリストアップされました。

ファミリー・アドベンチャー・デスティネーション(家族でのアウトドア旅行部門)/第2位ニュージーランド

「美しい大自然と、アウトドアに関する素晴らしい評判のあるニュージーランドは、家族旅行で人気のある旅行先です。キャンピングカーは、ニュージーランドを旅行する上での経費削減だけではなく、様々な場所へ自由に移動することができ、毎晩、テントを広げなくてもアウトドアを楽しめる点で魅力があります」

宿泊施設部門/第10位ファレ・キア・ロッジ&シャレー

「マウント・アスパイアリング国立公園から1750メートルという距離に位置する、このシャレーは、素晴らしい眺望が魅力です。1年の4カ月間、雪に覆われ、夏の間の山際には、原生花が咲き誇ります。訪問者は、スキーやハイキング、サイクリング、キャニオニング、カヤックなどを楽しめます」

バイク・パッキング/アルプス2オーシャン・トレイル

「ニュージーランドの最高峰、アオラキ/マウント・クックの麓からスタートする全長301キロのアルプス2オーシャン・トレイルは、カンタベリー平野に佇む、美しい湖や川沿いを走りながら、太平洋に面するオアマルの街へと続きます。2017年に、最後のセクションが完成する予定です」

 

『ロンリープラネット』2017年に訪れたい海外旅行先(地域)トップ10

順位 地域 国名
1位 チョケキラオ ペルー
2位 タラナキ ニュージーランド
3位 アゾレス諸島 ポルトガル
4位 ノース・ウェールズ 英国
5位 南オーストラリア州 オーストラリア
6位 アイゼン地区 チリ
7位 ツアモツ諸島 フランス領ポリネシア
8位 ジョージア州 アメリカ
9位 ペラ州 マレーシア
10位 スケリッグ・リング アイルランド

 

ロンリープラネット社『ベスト・イン・トラベル』とは

『ベスト・イン・トラベル』は、この先1年間で最も注目の旅行先や旅行体験を紹介する、毎年1回発行される雑誌です。12回目にあたる2017年度版が2017年10月26日に発表されました。同誌によって選ばれた旅行先は、特別な評価基準を満たしています。それは、この1年間で特別なことが催されたり、ここ数年で大きな開発が行われたりしたことなどが、対象となります。旅行者には、新しいものを見たり、体験したりする情報を提供する一方で、その地域が人気で混み合う前に、旅行者が訪問することを提案しています。

『ベスト・イン・トラベル』は、『ロンリープラネット』誌の記者や編集者、ブロガー、ツイッターなどのコミュニティによってその内容が決定されています。毎年、数百にも及ぶ地域がその対象に選ばれているほか、専門家によって細部にわたるまで細かく審査されます。2017年度の結果については、公式ウェブサイトからも閲覧可能です。公式サイト www.lonelyplanet.com/best-in-travel

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