ニュージーランドをリードする厳選デザイナーズホテル

建築デザインやインテリアデザインなど高いデザイン性を持つホテルに滞在して、素晴らしい芸術やデザインを体感する新しい旅のスタイルはいかがですか。

 

 芸術とデザインを融合させたホテルは、ニュージーランドのホテル業界において新たな旋風を巻き起こしています。サザンアルプスに佇む新しいロッジや、キーウィのファッションデザイナーであるWORLD(ワールド)とタッグを組んだオークランドの最新ホテル、さらに芸術家たちが直接ゲストルームの壁にアートを施したデザインホテルなど、まさに、アートを体感できるホテルをここではご紹介します。素晴らしい芸術やデザインを肌で感じる、新しい旅のスタイルはいかがですか。

ザ・リンディス/アフリリ・バレー

 2018年11月にアフリリ・バレーにオープンした、ニュージーランド国内で最新のラグジュアリー・ロッジ、ザ・リンディス。建築家が手掛けた同ロッジは、南島の壮大なハイカントリーに囲まれ星空保護区に認定された自然公園の敷地内にあり、景観の中に溶け込みながらも存在感ある見事な建物です。中でも、美しい曲線を放つ屋根のデザインが特徴的で、周囲の景色にカモフラージュしたかのような外観です。内装には木や石など天然の素材をふんだんに取り入れ、アフリリ・バレーの景色を館内に反映させています。また今後は夜の星空観測ツアーを催行する予定で、グラス・ポッド(ガラス張りの宿泊施設)を増設する計画もあり、同ロッジの今後の展開も見逃せません。

旅のメモ

 アフリリ・バレーは南島の中央に位置しています。最寄りの町はサザンアルプスの端にある集落オマラマで、アオラキ/マウント・クックの南部、またワナカ湖の北部にあります。豊かな大自然が広がりアウトドアのアクティビティーを楽しむのに事欠きません。ハイキングや釣り、イーバイク(電動アシスト自転車)やマウンテンバイク、乗馬のほか、世界的にもグライダーに適したコンディションとして知られているオマラマでグライダーを体験するのもお薦めです。もちろん、夜の星空観測も忘れないでください。

SO(ソー)/オークランド/オークランド

 SO(ソー)/オークランドは、ニュージーランドで最大の都市にあり、ひと味違うスタイリッシュな滞在を楽しめます。キーウィのファッション業界を牽引するWORLD(ワールド)とコラボレーションした5つ星ホテルで、オーストララシア地区および南太平洋地区で初、世界でまだ7軒目となります。客室は130室を誇ります。WORLDのベニー・キャストルズ氏は、火山の地形を特徴とするオークランドらしさと、ホテルの建物がかつて金準備倉庫だった歴史的背景をモチーフに取り入れ、ブランドらしい大胆で個性的なデザインを造り上げるために3年もの月日を掛けたといいます。結果、同ホテルでのステイは、「まるで催眠術にかかったかのように、外の世界が取り残されているような感覚に陥るもの」だと描写されます。一階フロアにはオランダのインテリアブランドmoooi(モーイ)のインテリアを配し、美しく個性的な空間が演出されています。さらに、イギリスの高級車メーカーであるベントレーの金色のSUVベンテイガに乗って市内を観光するというゴージャスなサービスも用意されています。

旅のメモ

 ソー/オークランドはニュージーランド最大都市の中心部にあり、ブリトマートやフォート通りへのアクセスが便利です。ソー/オークランドの15階にあるレストランは、フランスでミシュラン星のレストラン経営をしていたフランス人シェフの手掛ける料理を堪能できます。その後は、ギアポのおいしくて創造的なアイスクリームを味わってください。

QTウエリントン/ウエリントン

 2018年11月1日、QTウエリントンに新たに加わったのがギャラリー4です(ホテル内4階の25室)。同ホテル(旧ミュージアム・アートホテル)は、かつては芸術コレクターであり起業家のクリス・パーキン氏が所有し、ヤフーの選ぶ「世界の素晴らしい芸術が見られるベストホテル」にリストされました。ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワの向かいにあり、海辺の散策コースも楽しめる好ロケーションにあります。ホテルには国内外の美術品が至るところにあしらわれていて、ニュージーランド人アーティスト、ミッシェル・タフェリーによるコーンビーフの缶で造られた実物大の水牛のオブジェをはじめ、絵画など個性的な芸術コレクションの数々がそろいます。最新のギャラリー4では、国内のアーティスト19人の作品を取り入れ、建築家でありデザイナーのシェリー・インダイク氏の手掛けたインパクトあるインテリアとうまく調和しています。

旅のメモ

 ウェリントンはニュージーランドの首都で、北島の端に位置しています。ぜひ国立博物館テ・パパ・トンガレワを訪れて企画展や常設展示を楽しんでください。ほかにもウェリントンは、クラフト・ビールのメッカとしても知られていて、特にウィー・エールというスコッチエールは試してもらいたい逸品です。

ザ・ロッジ・アット・キンロック/タウポ

 ザ・ロッジ・アット・キンロックは、タウポ湖の湖畔にありジャック・ニコラス氏が設計を手掛けた254ヘクタールの敷地を誇るゴルフコースの敷地内に立地しています。真っ白でモダンなデザインの建物が特徴で、煙突のように見える小塔はビクトリア時代のお城をモチーフに現代風に創造したものです。この建築物は、世界的に知られるニュージーランド人建築家であり受賞歴を誇るアンドリュー・パターソン氏がデザインしました。ロッジの内装は有名インテリアデザイナーのバージニア・フィッシャー氏が手掛けたもので、開放感あふれる高い天井に白い壁と真ちゅうのコントラストが映え、ベルベットやキツネの毛皮などがあしらわれて気品ある雰囲気が漂っています。

旅のメモ

 タウポ湖は北島のほぼ中央にあり、オークランドから車で約3時間半のところに位置します。脚力に自信のある人は、1日ハイキングコースとして有名なトンガリロ・アルペンクロッシングを歩くのがお薦めです。また、タウポ湖の周りを歩く71キロのトレイルを散策するのもいいでしょう。ニジマス釣りで有名なスポットもあるので、フライフィッシングを楽しむのもお薦めです。

 ハルバート・ハウス/クィーンズダウン

 クィーンズタウンにあるハルバート・ハウスは、築130年の歴史を誇る優雅なビクトリアン建築のブティックホテルです。街の中心街から500メートルほどのアクセスの良いロケーションにあります。客室は豪華なスイーツが6室あり、天蓋付きベッドやシャンデリア、アンティークデスクなどがあつらえられています。ヴィラの改装は、先駆者的なインテリアデザイナーのニール・マクラクラン氏が手掛けました。かつてこの邸宅は、少女たちの避難所だったり産院だったりバックパッカーの宿だったり、それぞれの時代において重要な役割を担ってきました。その軌跡を称え、現在は国の歴史的遺産として保護されています。

旅のメモ

 クィーンズタウンは、「ニュージーランドのアドベンチャー天国」と呼ばれるだけあって、スキーやジェットボート、バンジージャンプなど大興奮のアクティビティーがそろいます。もう少しリラックスしたアクティビティーが好きな方には、クルーズ船に乗って穏やかなワカティプ湖を優雅に満喫したり、クィーンズタウン・ワイン・トレイルをたどってワイナリー巡りを楽しんだり、遊覧飛行で空からの眺めを満喫したりもできます。

アールデコ・マソニック・ホテル/ネイピア

 ネイピアはアールデコの町として世界的に知られています。中でも、海沿いの好ロケーションに立地するメソニック・ホテルは街を代表するものです。ネイピア大地震の翌年、1932年に建築され、アールデコ・デザインを取り入れて建築されたこのホテルは、入り口の頭上に赤いステンドグラスでホテル名のマソニック(MASONIC)があしらわれています。その長い歴史から、エリザベス2世女王をはじめ、ロシア人バレリーナのアナ・パブロバやアメリカ人作家マーク・トウェインなど世界の著名人らが宿泊したことがあります。2010年には全面的な改装を行い、ブティックホテルとして生まれ変わりました。

旅のメモ

 ネイピアは北島の東海岸沿いにあるホークスベイ地区にあります。ウェリントンからは車で約4時間でアクセスできます。街では至る所にアールデコの芸術を鑑賞できるほか、ワイナリー巡りを楽しめたりケープ・キッドナッパーズでは世界最大のガネッツ(海鳥)のコロニーを見たりできます。また、モハカ川をカヤックで川下りするのも一興です。

アナンデール、スクラッビー・ベイ/バンクス半島 、カンタベリー

 クライストチャーチ近郊の農地に立地しているアナンデールでは、4つの異なるタイプのアコモデーションがそろっています。1884年に建てられた歴史あるホームステッドとシェパード・コテージは、オーナーのマーク・パーマー氏がオークランド在住の建築家アンドリュー・パターソン氏と提携して大規模な改装を行い、斬新でコンテンポラリーなデザインが光るぜい沢なアコモデーションです。さらに、新設のラグジュアリーなリトリート、シースケープは、ホワイトヘッド湾を望む小高い丘にあり、モダンなデザインのコンクリートとガラスの素材が特徴で、カップルにとっての隠れ家にふさわしいプライベート空間を提供します。また受賞歴を誇るスクラッビー・ベイは、なだらかな丘陵に囲まれたプライベートビーチにあり、家族や友人たちと完全にプライベートなひと時を過ごせるアコモデーションです。

旅のメモ

 バンクス半島は、クライストチャーチ南部から車で約1時間のところにあり、農場や山、湾やビーチなど美しい風景に囲まれています。中でも、オカインズ湾とル・ボンズ湾は必見です。またこのエリアは、希少種のヘクターズ・ドルフィンやリトルブルーペンギンが生息する地として知られています。最寄りのアカロアの町はフランスの影響を色濃く残し、異色文化が漂っています。

ホテル・グランド・ウィンザー/オークランド

 オークランド中心街のクィーン通りにあるホテル・グランド・ウィンザーは、1928年に建てられた由緒ある建築物です。10階建てのこのビルは、かつてオークランドで最初の超高層ビルで、街で最も有名なアイスクリームを製造する菓子職人たちの職場があり、上階はクラッシックなデザインが施され、後にオフィスとして使われてきました。その後、改装が行われた当時、流行りだったアールデコ様式に影響を受けて、2016年にホテル・グランド・ウィンザー・マックギャリー・ソフィテルとしてオープンするに至ります。豪華な公共スペースをはじめ、洗練された上質なデザインの客室が79室そろっています。同ホテルは、2018年ロンドンのブティックホテル・アワードにおいて、世界最高の最新ホテルに輝いたほか、オーストララシア地区で最も影響あるホテルデザインのトップ、オーストララシア地区で最新ベストホテルに選ばれるなど、世界的に高い評価を得ています。

旅のメモ

 ニュージーランド最大の街、オークランドは見どころが満載です。特にハウラキ湾に浮かぶ島々はそれぞれに特徴があり、島巡りを楽しむのがお薦めです。ワイヘキ島ではワイナリー巡り、火山島のランギトト島では頂上を目指すサミット・トラックを散策、またグレートバリア島で大自然に触れるなど島の魅力を堪能してください。

キング&クィーン・ホテル・スイーツ/ニュープリマス

 ニュープリマスは北島の西海岸にあり、アートと文化の中心として知られています。この最高のロケーションに立地した、最新のデザインを取り入れたラグジュアリーなホテルがキング&クィーン・ホテル・スイーツです。ゴベット・ブリュースター美術館/レン・ライ・センターの向かい側にあるウェスト・エンドにあります。縦のルーバーを施したスタイリッシュな外観が特徴で、スイートとアパートメントには地元の芸術家や海外の芸術家の作品があしらわれています。

旅のメモ

 ニュープリマスは、ウェリントンから北西へ車で約4時間半のところにあります。火山のタラナキ山がそびえる町で、頂上までのサミット・ウォークは、登山経験者向けで8~10時間かけて踏破する難易度の高いコースです。ゆったりとしたステイを楽しみたい人には、地元の公園を散策するのがお薦めです。特につつじの咲く季節は応えがあります。また芸術鑑賞を楽しむなら、プケ・アリキや、ニュージーランドで唯一のコンテンポラリー美術館として有名なゴベット・ブリュースター美術館がお薦めです。

ザ・バンク・マネージャーズ・アパートメント/ウィントン、サウスランド

 かつてニュージーランドでは、大手銀行が全国の田舎町にマネージャーを派遣した時期がありました。その時に彼らは住宅も斡旋されたのですが、この南島のウィントンという町にあるバンク・マネージャーズ・アパートメントは、そこに起源を持つユニークなホテルです。始まりは1933年、BNZ銀行の上階にある2つの部屋からでした。オーナーのジーニー・ピーブルズ氏は建物を改築するにあたり、アールデコ様式の影響を受けたその美しい建築物をできる限り保存することに力を注ぎ、館内にはニュージーランドの芸術品をあしらいました。図書室も併設されていて、アールデコの照明が灯されてゆったりとした雰囲気が漂うなか、ワインを片手に豪華な画集などを楽しめます。

旅のメモ

 ウィントンは南島のサウスランド地方にあります。豊かな自然に囲まれ、オレティ川で泳いだりフライフィッシングを楽しめたりできます。また、国内最南端に位置するインバカーギルの街は30キロほど離れたところにあり、その歴史的建造物を見に行くのもいいでしょう。オイスター好きの人は、さらに車で50分ほど南下したところにあるブラフの街へ訪れて下さい。ニュージーランド人が世界に誇る逸品、ブラフオイスターを堪能できます。

 

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