世界的にその名を知られているニュージーランド国代表のオールブラックス。ラグビーは、日本人にとっての野球や相撲のように、人々の暮らしに切っては切り離せない、スポーツです。そして、オールブラックスをはじめとしたラグビー選手は、子どもたちの憧れの的であり、国中の人気者であることは言うまでもありません。
また、ラグビーは、国民的スポーツであるだけではなく、試合前の先住民マオリの伝統舞踊のハカやニュージーランドのアイコン的存在のシルバーファーン(シダ植物)など、さまざまな文化にも関連しています。また、ニュージーランド出身の多くのラグビー選手が日本で活躍しています。ニュージーランドでは、ラグビーの観戦はもちろん、その関連の文化に触れることができます。
この特集では、そんなニュージーランド・ラグビーの魅力に触れていきたいと思います。

パーマストン・ノースにあるニュージーランド・ラグビー博物館には、1913年に行われたオールブラックス対カリフォルニアオールスターズの試合で用いた最古のラグビーボールなど、4万点以上の記念品が収蔵されています。 Credit: www.rugbymuseum.co.nz