《特集》『もっと知りたい!ダニーデン』 第6回~北へ南へ! ダニーデンから大自然の神秘に触れる旅編

ニュージーランド全国の観光業者が一同に集うTRENZ(トレンツ)が、ダニーデンで行われています。そこで、「もっと知りたい!ダニーデン」と称して、その魅力を数回にわたり紹介していきたいと思います。

 

 オークランドからニュージーランド航空で約1時間50分のところにあるダニーデン。今年、ニュージーランド全国の観光業者が一同に集うTRENZ(トレンツ)が同市で初開催されることや、世界的に人気のシンガーソングライターのエド・シーラン氏が訪れたことなどで、今、最も注目されている街です。

 第1回の野生動物編、第2回の歴史ウォーク編、第3回のグルメ編、第4回の街歩き&ストリート・アート編、第5回の大自然へちょこっとお出掛け編に続き、第6回~北へ南へ! ダニーデンから大自然の神秘に触れる旅編です。

 南島の第二の都市、ダニーデンからは、これまで見たことがないような大自然の神秘に触れる旅ができます。

車で北上1時間、地球の神秘、モエラキ・ボルダーズ

 ダニーデンから車や列車で北上すること約1時間のところにあるワイタキ地方のモエラキ。そこには、巨大な丸い奇岩、モエラキ・ボルダーズが海にゴロゴロと転がっています。朝焼けや夕焼けに映えるボルダーズは、とても神秘的です。満潮時には、ほぼボルダーズを見ることができないので、訪問される際は、潮汐表を確認しておくのがよいでしょう。入場料は無料ですが、寄付金を入れるボックスがあります。

真っ白な街、リトル・ブルーペンギンの故郷~オアマル

 モエラキ・ボルダーズからさらに30分ほど北上したところにあるのがオアマル。19世紀に、オアマル・ホワイト・ストーンとよばれる地元産の石灰岩を用いて建てられた白亜の歴史的建造物の数々が、街の風景を彩ります。また、その中心となるヴィクトリア地区は、かつては穀物や羊毛などを海外に輸出する倉庫でしたが、現在はおしゃれな雑貨店やカフェなどが並び、一度訪れれば、まるでヴィクトリア朝時代に戻ったかのような錯覚に陥ります。特に、ホワイト・ストーン・シティというミニ博物館に訪れれば、当時の様子を知られるだけではなく、ヴィクトリア朝時代の衣装に身をまとうこともできます。

 

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 オアマルの沿岸には、リトル・ブルーペンギンのコロニーがあります。市内から車で約5分という近さもあり、多くの観光客がリトル・ブルーペンギンが群れをなして海岸へ戻ってくる様子を見ることができます。

新たな観光地! 世界に誇るジオパーク

 海岸に転がる丸い奇岩のモエラキ・ボルダーズをはじめ、ワイタキ地方には、科学的にユニークな地形が多く点在します。たとえば、オアマルの街から車で約30分のところにあるエレファント・ロックスや、1時間半のオマラマにある石灰石の山、クレイ・クリフスなど、神秘的な光景が広がっています。現在、ワイタキ地方は、これらのユニークな地形を、ワイタキ・ホワイトストーン・ジオパーク(ジオパークとは、地球科学的な価値を持つ遺産のことを指します)と総称し、新たな観光地として注目を集めています。また、ユネスコのグローバル・ジオパーク認定にも申請中です。

 ちなみにオマラマは、星空の街、レイク・テカポから車で約1時間です。

ニュージーランドを代表する二つのレストラン

 ワイタキ地方には、ニュージーランドを代表する二つのレストランがあります。オアマルの中心から車で約15分のところにあるリバーストーン・キッチン。レストランの横には、広大なハーブ&野菜畑が広がっており、レストランで出される料理に使われています。オーナー兼ヘッドシェフのビバン・スミス氏のモットーは、地産地消とサステイナブル。野菜は畑から、肉類などはすぐ隣の牧場から仕入れ、メニューは仕入れられるものから毎週変更していくというものです。また、調理は素材の味を最大限生かしたシンプルなもの。そのため、常に上質でフレッシュな食材を堪能することができます。

 

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 もうひとつのレストランが、モエラキ・ボルダーズから車で約5分のところにあるフルアーズ・プレース。海の目の前にある猟師小屋のような趣きのある店内で、採れたての魚介類をたっぷりといただけるとあって多くの人が訪れる人気店です。オーナーのフルアーズさんは、毎日、レストランの隣にある波止場に泊まる漁船から料理に使う新鮮な魚介類を仕入れています。

南西へ進み、地球の神秘を体感しよう

 ダニーデンから南下するところにあるクルーサ/サウスランド地方。ここにも地球の神秘を感じるスポットが盛りだくさんです。

 ダニーデンから車で南下し、約1時間半にあるナゲット・ポイント灯台。駐車場から灯台までは徒歩で10分ほどですが、その途中、オットセイの群れなどを観察することができます。また、灯台からは、多数の岩でできた小島や岩礁などが点在しており、その壮大なスケールは一見の価値があります。

 ナゲットポイント灯台の隣にあるカンニバル・ベイ。車では約40分の場所にあります。このビーチは、ニュージーランド・アザラシの棲家として知られています。時間帯によっては、多くのアザラシの姿を見られる機会があります。アザラシは、体長3メートルほどで、人間を見ると遊ぶために近寄ってくることがあります。一見、おっとりしている彼らですが、走ると時速20キロで追いかけてきます。また、彼らにとって遊ぶことは、噛み付いてくることですので、個人でアザラシを観察される場合は、危険ですので、必ず10メートル以上の距離を保ってください。

 さらに車で約1時間30分のところにあるキュリオ・ベイには、“化石の森”が存在します。1億8000万年前のシダ植物の森が、火山灰などの土砂に埋もれ、化石化しました。キュリオ・ベイの海岸には、当時のシダ植物の幹や枝、葉、年輪などの化石を見ることができます。また、キュリオ・ベイは、イエロー・アイド・ペンギンの棲家があることとして知られてます。そのため、運が良ければ、ペンギンたちに出会えるかもしれません。

ニュージーランドの最南端の街、ブラフとインバーカーギル

 ダニーデンから車で南西に進むこと約2時間半で、インバーカーギルの街にたどり着きます。インバーカーギルからは、ニュージーランド第3の島で、野鳥の王国、スチュアート島へ行くことができます。また、車で30分ほど南下すると、ニュージーランド最南端の街、ブラフに辿り着きます。

ブラフには、ニュージーランド最南端の標識、ステアリング・ポイントのほか、その目の前には、シーフード料理を提供するレストラン、オイスター・コーブがあります。ブラフ・オイスターの街としても有名で、秋から冬にかけて旬のブラフ・オイスターをいただけるほか、毎年、オイスター・フェスティバルが行われています。

 

 

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 インバーカーギルは、映画『世界最速のインディアン』の舞台となった街で、オートバイや自動車にまつわる博物館が点在します。中でも交通博物館やモーターサイクル・メッカは、自動車やバイク好きなら一度は訪れたい、こだわりのコレクションばかりです。また、大人版パワーシャベル・カーのアクティビティ「ディッグ・ディス」は、男子の子ども心をくすぐること間違いなしです。

ほかにも、さまざまなニュージーランドのフレーバーを製造するチョコレート工房は、お土産選びにもぴったりな場所です。

 

 インバーカーギルで、ぜひ訪れてほしいのは、サウスランド博物館。同博物館には、絶滅危惧種のテュアタラ(ムカシトカゲ)の展示を行っています。中でも最高齢のテュアタラ、ヘンリー君を見ることができるほか、テュアタラと一緒に写真を撮ることも可能です。

 はるか昔に大陸から離れたニュージーランドの大自然の神秘にぜひ触れてみてください。

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