《特集》『もっと知りたい!ダニーデン』 第4回~街歩き&ストリート・アート編

ニュージーランド全国の観光業者が一同に集うTRENZ(トレンツ)が、ダニーデンで行われています。そこで、「もっと知りたい!ダニーデン」と称して、その魅力を数回にわたり紹介していきたいと思います。

 

 オークランドからニュージーランド航空で約1時間50分のところにあるダニーデン。今年、ニュージーランド全国の観光業者が一同に集うTRENZ(トレンツ)が同市で初開催されることや、世界的に人気のシンガーソングライターのエド・シーラン氏が訪れたことなどで、今、最も注目されている街です。

 そんな注目の街、ダニーデンの魅力をこれから数回に分けてご紹介していきます。第1回の野生動物編、第2回の歴史ウォーク編、第3回のグルメ編に続き、第4回は街歩き&ストリート・アート編です。

市の中心地、ザ・オクタゴン

 

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 ダニーデンの街並みは、ダニーデン駅やファースト教会などをはじめとした、重厚な造りの歴史的建造物が並んでいます。

 市内は、市の中心部のザ・オクタゴンは八角形状の造りになっており、そこを起点に南北に伸びるジョージ・ストリート沿いには、カフェやレストラン、ファッション・ブティックなどが林立しています。ダニーデンの中心が“要塞”のような八角形の造りになった理由は、かつてゴールドラッシュ時代に多くの中国人移民がこの街に渡ってきたことに由来するそうです。中国でのラッキーナンバーである8を模った都市建設が行われたことが、ダニーデンを象徴するオクタゴン誕生の裏にありました。

 

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 オクタゴンには1862年に建てられたセントポール大聖堂、ダニーデンの市庁舎、観光案内所のほか、カフェやレストランなどがあるほか、美術館や劇場、映画館などもある市民の憩いの場です。また、その周辺にはファッションブティックや雑貨店が多く並びます。そして、ダニーデン市内のいたるところに行くバスの発着場にもなっています。

ファッション&雑貨のショッピング

 ファッションや洋裁を学ぶ学生が多く、iDファッションウィークなど、ニュージーランドを代表するファッション・イベントを催すダニーデンには、セカンドハンドのファッションブティックのお店が多く、掘り出し物を探すのにぴったりです。

 さらに、ダニーデンらしい雑貨を探すなら、ニュージーランドのデザイナーによるポップアップの雑貨店「ギルド」がお薦めです。また、市内の至る所に、アンティークのお店や、ペンギンやアルバトロス、ラグビーなど、ダニーデンに関するお土産屋さんなどもあり、個性的にショッピングを楽しむのもお薦めです。 

 

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 さまざまな雑貨店の中で注目したいのは、手作りの製本所「デューティバウンド・ブック・バインダー」。本の修復、ノートブックや鉛筆などの刻印サービスなどを、レトロな機械を使い、昔ながらの製法で手作りしてくれます。ダニーデンのお土産探しにもぴったりなお店です。

 

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 さらに学生の街、ダニーデンは学生による音楽ライブ活動も盛んです。そのジャンルは、「ダニーデン・サウンド」とよばれるほどで、ダニーデン出身の音楽家を多く輩出しています。中でも、人気グループ、シックス・シックスティ(Six 60/シックス・シックスティ公式サイト)は、ダニーデン出身のバンドで、国内外で活躍しています。彼らのグループ名は、ダニーデンのキャッスル・ストリートの660番地でフラットしていたことが由来です。市内のレコード店『レリックス』では、ダニーデン出身のミュージシャンのCDやLPを多く取り揃えているので、お土産探しにも最適です。

 

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美術館・博物館めぐり

 ダニーデン市内には、オタゴ入植者博物館や鉄道博物館など、ダニーデンの歴史を語る上では欠かせない博物館が市内に点在します。また、博物館という定義ではないですが、ラーナック城やファースト教会、オルベストン邸などの展示はとても興味深いものになっています。

 さらに、ザ・オクタゴンにあり、無料で一般公開されているダニーデン市立美術館は、ふらっと立ち寄るのには最適なスポットです。美術館内にはアート・ショップもあり、お土産を購入したり、併設のカフェでお茶を楽しんだりするのもオススメです。

オタゴ博物館

 

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 オクタゴンから徒歩10分ほどにあるのがオタゴ博物館。従来の博物館のように、ニュージーランドの生い立ちを知られる展示物がありますが、特筆すべきは、チョウチョの展示とプラネタリウムです。チョウチョの展示は、館内に巨大な熱帯雨林地帯を造り、そこでチョウチョを育てるという大規模なものです。また、プラネタリウムは、ダニーデンの星空にほれ込んだイアン・グリフィン元館長によって建設されたもので、ダニーデンの上空の夜空に浮かぶ星空について知ることができるほか、同時上映でマオリの星空伝説なども知ることができます。

夢のあるストリート・アート

 

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 ダニーデンの街角を散歩していると気づくことがあります。それは、巨大なストリート・アート。それもハイセンスで、かつてかわいらしいものばかり。

 ダニーデン・ストリート・アートを気軽に楽しむなら、まずは、地元の人たちがストリート・アート・キャピタル(ストリート・アートの中心)と呼ぶボーゲル・ストリートに足を踏み入れるのがお薦めです。

 ボーゲル・ストリートは、旧倉庫街で、現在はその重厚な歴史的建造物に、おしゃれなカフェやワインショップ、チョコレート工房などが並ぶほか、世界的に有名なIT企業も入居しています。じっくりとボーゲル・ストリートを周るのもお薦めです。

 ボーゲル・ストリートにあるカフェ、ボーゲル・ストリート・キッチンの壁画には、UK出身のフェレム氏による巨大な魚の作品があり、その存在感に圧倒されます。

 また、カフェの裏庭には、ダニーデン出身のタトゥーアーティストによるデヴォン・スミス氏によるおとぎ話をイメージした作品、同市出身のエマ・フランチェスカ氏によるイエロー・アイド・ペンギンを描いた作品があります。さらに、上を見上げるとアルゼンチン出身のヒュロ氏によるゆとりがあり、着心地のよさそうなドレスの壁画が描かれています。

 次は、ヴォーゲル・ストリートから徒歩1分のプリンセス・ストリートを訪れてみてください。クリーム色の建物の壁に、イタリア出身のピクセル・パンチョ氏による巨大でかわいらしい作品『夢を乗せて(Riding Dreams)』が現れます。子どもが白馬に乗っており、どちらもよく見ると機械や花などでできており、子どもたちの夢を乗せた作品です。この建物は、子どもたちが学校帰りや週末などに遊ぶトランポリン施設という関連性があります。

 さらにボンド・ストリートを見上げると、ポーランド出身のナタリア・ラック氏の作品『恋のはじまり/予感(Love is in the Air)』が。思わず、甘酸っぱい思い出が蘇る作品です。

 

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 先ほどのボーゲル・ストリート・キッチンの巨大な魚のフェレム氏と『夢を乗せて』のピクセル・パンチョ氏による世界初のコラボレーション作品は、スタフォード・ストリートにあります。

 またその作品のすぐそばには、中国出身のダル・イースト氏による絶滅したニュージーランドの固有種の巨大な鷲、ハースト・イーグルを描いた作品があります。よく目を凝らすと、この巨鳥は、金属製のワイヤーなどによって構成されており、人間と野生動物の関係を考えさせる社会派作品になっています。

 さらに街の中心地、オクタゴンへ向かいます。オクタゴンのバス・ストリートは、ダニーデン・ストリート・アートの発祥地。プロのストリート・アーティストによる第1号の作品となったのは、ベルギーのロア氏によるニュージーランド固有種のテュアタラ(ムカシトカゲ)の作品です。

 また、同ストリートには、最も新しい作品として、タイラー・ケネディ・ステント氏による作品、『エド・シーラン』が描かれ、そのカラフルな色合いで、多くのエド・シーラン・ファンのインスタ映えスポットとなっています。

 

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 ほかにもまだまだ市内には、ストリート・アートがあるのですが、最後にご紹介するのは、スペイツ醸造所やオタゴ男子高校から降りてくる坂道(ラトレイ・ストリート)から見える作品『細い白い雲を追いかけて(Chasing the Thin White Cloud)』です。オーストラリアのフィンタン・マギー氏による作品で、肩車をした子どもが虫取りアミで雲を取ろうとしているものです。建物の壁に描かれた青い空は、そのまま、ダニーデンの果てしない青空へと続く、幻想的な作品です。

 

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 ダニーデンのストリート・アートの詳細は、ダニーデン観光局が発行している「ダニーデン・ストリート・マップ」をチェックしてみてください。

 

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