ダニーデンでリトル・ブルー・ペンギンの保護活動に参加しよう

南島のオタゴ半島では、動物の保護活動と観光業が協力して、観光客が世界最小のペンギン、リトル・ブルー・ペンギンの保護活動を体験できるプランを発表しました。

 

 

 世界で最も小さい大きさで、可愛らしいリトル・ブルー・ペンギン(マオリ語/コロラ)の保護活動を体験できる新しいプログラム「タウトコ・カイティアキ」。催行するのはオタゴ半島にあるタキハルル/パイロット・ビーチでペンギンの保護活動を行っているブルー・ペンギンズ・プケクラです。

「タウトコ・カイティアキ」とは、マオリ語で「支援と思いやり」を意味する言葉です。このプログラムでは、最大4人までの参加者が1グループとなり、ペンギンの科学者とともにリトル・ブルー・ペンギンとその環境を保護する活動に取り組めます。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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 オタゴ半島トラストのエコツーリズム・マネージャー、ホアニ・ラングズバリー氏によれば、「これは世界でも初の試みで、リトル・ブルー・ペンギンの保護活動について理解を深めることができるユニークで貴重なものとなるでしょう」。

 作業内容は季節によって異なり、鳥のRFIDトランスポンダーの確認作業に携わったりマークされていないペンギンの体重を量ったり、マイクロチップを装着するためにペンギンを抱えたりさまざまな体験ができます。ほかにも新しい木や植物を植えたりウサギに食べられないように若木を守ったり、また巣箱の補修や砂浜の掃除など、生息環境を整える作業もあります。

「ペンギンの保護について実際にどのような活動が行われているか、人々は常に興味を持っています。私たちはそういった人たちが、科学者と一緒になって世界でも最先端を行く保護活動の一端を体験できるプログラムを考案しました」。

「この地域は私たちのファナウ(家族)にとって貴重な土地です。この経験を共有することで、一人でも多くの人にテ・タイタオ(私たちの環境)を大切にしてもらいたいと考えています。プログラムではペンギンへの影響を最小限に抑えるため、一日4人までの少人数制となっています」とラングズベリー氏は説明します。

 マナ・フェヌア(地元のマオリの人)にとって、リトル・ブルー・ペンギンはタオンガ(宝物)として大切にされています。2012年以来、保護活動と観光業の連携によりペンギンの生息数は大幅に増え、保護区で約200羽のつがいができ、2018~19年は270羽のヒナが確認されています。

 ペンギンを安全に繁殖させるための主な要因は、公共のアクセスを管理すること、害獣(ネズミやフェラル、ネコ、イタチ、イヌ)からの保護、また安全に卵をふ化させたりヒナを育てられるようシェルターや巣箱を作るのに適した固有種の木々や低木を手入れすることなどです。

 今回のエコツーリズム・プログラムの立ち上げにあたっては、50年以上かけて地元の野生動物や自生植物などの保護・繁栄に尽力している非営利団体のオタゴ半島トラストの存在なくしては語れません。この地域は「世界の海鳥の首都」とも呼ばれるように、世界で唯一本土で営巣するロイヤル・アルバトロスのコロニーをはじめ、アザラシのコロニーがあったり、同地域で営巣する9種類の固有種の鳥や20種類の鳥などが生息する素晴らしい環境です。

同団体はロイヤルアルバトロス・センターやブルー・ペンギン・プケクラなど受賞を誇る各種の観光プログラムを催行し、年間20万人以上もの観光客を集めています。また、観光事業の収益は保護活動の費用に還元されるようになっています。

 今回紹介した新しいプログラムは、ロイヤルアルバトロス・センターで申し込めます。

リトル・ブルー・ペンギン(マオリ語/コロラ)について

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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 リトル・ブルー・ペンギンはその名前の通り、小さいペンギンです。ニュージーランド沿岸部に生息し、ペンギンの中でも最小で体長は35センチ(13インチ)ほど、体重は1キロ(2ポンド)ほどです。この野生のペンギンを観察するならオタゴ半島のブルー・ペンギン・プケクラをはじめ、オアマルにあるブルー・ペンギン・コロニー、また南島の東海岸がベストです。夕暮れ時に、海から巣へ帰る姿を見ることができるでしょう。

  • ブルー・ペンギンは世界最小のペンギンです(体長35~43センチ)
  • ブルー・ペンギンは一日に15~75キロ泳ぎます。夜になると浜に戻ってきます。
  • ヒナは生まれた浜に戻ることがあり、ほかの場所へは行きません。
  • ブルー・ペンギンに似たカンタベリー・ホワイト・フリッパードペンギンがクライストチャーチ近郊のバンスク半島に生息しています。
  • ニュージーランドはペンギンの生息地にアクセスしやすい国の一つです。
  • 世界に18種類生息しているといわれるペンギンのうち、7種類がニュージーランドで見られます。

 

旅のメモ

 ダニーデンへは、ニュージーランド航空が定期便を運航しています。ロイヤルアルバトロス・センターはタイタロア岬方面へ車で45分ほどのところにあり、1時間、または90分のツアーが催行されています。一日ツアーはダニーデン発で、フーカーズ・シーライオンやブルー・ペンギンを観察できます。詳細はエルム・ワルドライフツアーをチェックしてください。

 またダニーデンは大学の街としても知られ、スコットランドの歴史を色濃く残しています。歴史的な建築物は見事で、夜も活気があります。

 

 

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